時代の流れ、社会の動きの中で日本の思想が理解できるよう配慮された、読む日本思想史年表である。見開きで右側に国内の政治・社会の動きとともに世界の動きや思想関連の記事を配置し、左側にその時代の中心的な思想家および思想作品を、原文を引用しながら最新の思想史研究をふまえて解説する。
全400頁を予定
編者:佐藤正英、伊藤友信、峰島旭雄
本人担当分:1600年から1699年までを担当(約50頁)
戦国期の武家の家訓や軍学、仏教から儒学への転換、在地の芸能から都市の芸能への変化などを中心に、動乱期の日本人の思想的な営為を激しい時代の動きの中に位置づけるよう解説を試みた。(刊行予定)