(研究会発表)「黒住真『近世日本社会と儒教』をめぐって」
東京大学倫理思想史研究会例会
東京大学教授黒住真氏の『近世日本社会と儒教』について、歴史社会的な文脈から思想を位置づける方法の有効性を認めつつ、またそれが明晰な分析成果を挙げていることを評価しつつも、思想内在的にアプローチする倫理思想史的な手法との整合性が必ずしも十分ではないことを指摘した。