尿中3-メチルヒスチジン排泄に及ぼす生活活動強度の影響

第55回日本栄養・食糧学会

木下伊規子、田村明
運動習慣を持たない一般女子学生6名を対象とした。実験期間中は大学施設に宿泊し、調整された除肉食を摂取した。実験4日目に座位（起床時間17時間中14時間以上）、7日目に立位（起床時間17時間中14時間以上の状態を保つようにした。実験期間中の尿中3-MH排泄量は座位日に低く、翌日に上昇する傾向が見られた。立位日では15時～23時までの分画に上昇する傾向が見られた。以上のことにより、座位日では筋タンパク質代謝が抑制され、翌日に回復が見られ、立位日では夕方から夜間にかけて筋タンパク質が亢進されたものと推察された。