‘Modality of the Past: Plataean Tradition in Fourth-Century Athens’
MPhil Seminar, Faculty of Classics, University of Cambridge
前四世紀のアテーナイで行われた隣邦、プラタイアイの歴史に関する伝承を総覧し、異伝並行と同時に、異伝が一定の範囲に収束する様子を描き出す。主たる史料は弁論である。実事求是の実証的な態度とは裏腹に、それが徹底していない状況に対して拙稿は、伝承、弁論(伝承引証の場)、碑文(法文などを勒す)の三者が、三つ巴の関係に立ち、相互に影響を与えた結果ではないかと結論した。8の報告を拡充して一万語の論文に仕上げたもの。