学術論文

基本情報

氏名 守隨 香
氏名(カナ) シュズイ カオリ
氏名(英語) Shuzui Kaori
所属 大学 家政
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

発行又は発表の年月

2008/12

学術論文名

語りの場における保育者と研究者の関係
―保育臨床の視点から―
(査読付)

単著・共著の別

共著

発行雑誌等又は発表学会等の名称

保育学研究第46巻第2号,pp.12-21,日本保育学会

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概要

保育者が保育について研究者に語る行為を、保育行為の判断の根拠を検討する一連の営みに位置づけ、その意味を考究した。保育観察と語りの聴き取りから事例を構成し分析した結果、語りには次の二段階があることが見出された。まず保育者と聴き手の心的に並ぶ関係で、保育者が日々のとらえを想起し言語化する段階。この段階における「わかり合いたい」相互の指向が基盤となり、次の対面関係が実現する。対面関係では、両者の相互作用で保育の文脈が協働的に形成される。このことは、カンファレンス等における語りの場にも、並ぶ関係が重要であることを示している。
共同研究者:吉岡晶子