脳卒中患者のせん妄予防のための看護介入―入院生活オリエンテーションに焦点をあてた介入―(修士論文)
北海道医療大学大学院
脳卒中患者を対象にせん妄発症リスクが高いと思われる患者に入院生活オリエンテーションという看護介入を行い、その効果を明らかにした。まず、後ろ向き研究により、脳卒中患者におけるせん妄発症の実態を明らかにした。その結果に基づき、介入が必要なハイリスク患者を抽出し、入院生活に関するオリエンテーションを行った。明らかな介入効果はなかったが、せん妄発症パターンは5つに分類でき、その中には介入により発症を予防、または発症後であっても早期離脱が可能と思われた。