Suicidal Ideation 　in Alcoholism.
(アルコール依存症のもつ自殺念慮について)
「（査読付き）」

12th World Congress of Psychiatry
(於：Yokohama Japan)

既往歴でうつ病のないアルコール依存症患者の精神的特徴を明らかにするために、MASTスケールとSSIスケール、TASを用いて自殺念慮と失感情症との関係を明らかにした。その結果、アルコール依存症の程度が高い患者は、自殺念慮が強い傾向が見られた。そのためアルコール依存症自殺企図を伺わせる言動がみられなくても自殺念慮の存在の可能性があり、患者のケアを行ううえで注意を要することを示唆した。
 本人担当部分：この論文は第二著者として研究の立案・実験の実施・結果の考察・文献の調査・論文の作成の共同研究を行った。
共同発表者：M.Kubo, S. Sakuraba