精神科訪問看護師は、暴力や暴言、セクハラ、性的嫌がらせなどの被害を受けることが多い。そのため、精神科訪問看護師の燃え尽き症候群を防ぐために、①スタッフ同士の事例検討会の開催、②必要時にコンサルテーションを受けられる支援体制作りなどの訪問看護師への支援③精神科訪問看護に関する研修会などの参加が望まれる。
訪問看護師への心理的サポートとして、カタルシスの促進、受容、保証をあげており、感情の処理が重要であり、無力感や焦り怒りや嫌悪感など、認めがたい拒否的感情を十分表出し、客観的に自己を見つめるための援助も必要であることを報告した。