不育症患者への支援に共通する方向性を検討し、特に当事者同士の支援である不育症当事者組織の必要性についてまとめた。不育症当事者組織の在り方とタイプ、組織の特徴、共助(相互支援活動)とピアカウンセリングの効果と注意点、セルフケア、公的支援についてそれぞれ詳細に解説した。必ずしも十分な体制を整えることが出来ない臨床現場であっても、当事者組織を含めた多くの資源を活用することで必要な支援を当事者に届けることが重要であるとまとめた。
文献検討、結果の解釈、論文の構想等を分担した。
pp.838-844
共著者:竹ノ上ケイ子、伊藤美奈子、中北充子