正常な産後経過をたどる母親への背部マッサージによるリラクセーション効果の評価-自律神経活動と主観的指標の観点から-(修士論文)
慶應義塾大学大学院 健康マネジメント研究科
産褥2日目と3日の褥婦に対し、無作為化比較試験をおこなった。介入群には背部マッサージ、対照群には安静臥床で、そのリラクセーション効果について自律神経活動と主観的指標により明らかにした。マッサージによる副交感神経活動の亢進やリラックス感の上昇が見られたが、2群に有意な差は認められなかった。背部マッサージ効果の判定には至らず、安静臥床や睡眠、自律神経活動の個人差、産後日数による自律神経活動の変化などの影響が推測された。全66項