青年・壮年期を対象としたオンラインACP普及・啓発プログラムの実施と評価

日本公衆衛生看護学会第11回学術集会，仙台国際センター

話し合いのきっかけづくりを目指し、ゲーム形式で人生最期の時期の過ごし方や価値観などについて話し合える「人生会議トランプ」を用いて、青年・壮年期者におけるACPに対する意欲の向上を目的に2021年1月、東京都A区の住民、在勤・在学者を対象とし、社会福祉協議会等との共催でACP普及・啓発プログラムをオンラインで実施した。プログラムは、講話（事前調査で高い関心が示された、終末期医療、認知症、お金の3テーマ）と「人生会議トランプ」体験の2部構成とした。事後アンケートから本イベントは目的を達成したと考えられるが、参加者のネット環境によるゲーム参加への影響や、オンラインで体験できるゲーム内容の限界があった。今後は、オンライン版ゲームを開発するなどの改善が必要と考えられた。