[著者]
高橋伸夫・大川洋史・八田真行・稲水伸行・大神正道(共同研究のため本人担当部分抽出不可。ただし、役割分担については以下に記載。)
[説明]
技術進化が「開発者コミュニティ竊買・[ザーコミュニティ」という技術者コミュニティにおける随時の人の移動(コミュニティ内変化)によってもたらされるケースとして、オープン・ソースのソフトウェアを取り上げ、技術進化過程を文化変容モデルで分析した。
本稿はユーザー・イノベーターに着目し、技術進化が開発者とユーザーという2つのコミュニティを行き来するオーディエンスによって実現するケースにおいては、この往来のスピードによって技術進化のスピードが決まるという仮説を検証するものである。この往来のスピードの代理変数として「同化志向」と「分離志向」とを文化変容モデルを用いて測定することを提案した。
本人は、稲水との共同研究である〈査読無し学術論文3番〉で得られた文化変容モデルの知見をベースに、オープン・ソース・ソフトウェアのコミュニティに対する「同化志向」と「分離志向」の測定を行った。