学術論文

基本情報

氏名 大川 洋史
氏名(カナ) オオカワ ヒロフミ
氏名(英語) Okawa Hirofumi
所属 大学 ビジネス
職名 准教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

発行又は発表の年月

2012/03

学術論文名

組織において他者に影響を与える性向に関する試論(査読付)

単著・共著の別

単著

発行雑誌等又は発表学会等の名称

『流通科学研究』

開始ページ

終了ページ

概要

説明]
組織内部において「他者に影響を与える性向」を持つ個人はどのような他の性向を持つのかという点を、質問票調査の結果から「影響力志向」という尺度を開発しながら、探索的に検討した。
この「影響力志向」は文化変容の一環として検討したものである。異なる2つの文化が接触する際に、片方または双方がどのように混じるのか混じらないのかは、個人のインタラクションによって決まる部分が大きいと考えられる。その際、ある個人が他者に対してどの程度影響を及ぼそうとしているのかは、そのインタラクションの質の要因となると考えられる。そこでまず本稿では「影響力志向」の仮説が先行研究と矛盾を生じないか、またこの志向の高低が他の個人志向とどのような関連を持つのかを、ある調査をケースに検討した。その結果、高橋(1993)で示された「高体温」、すなわち個人としての変化性向の高い人物は影響力志向と極めて強い相関があることが明らかになった。