海外との取引をまとめた国際収支統計では、取引の記録に際して、企業会計の複式簿記と同様に「借方と貸方を用いた複式の記入方式」が採用されている。一方で、統計の作成方法を定めた国際収支マニュアルを見ると、記入例における貸方優先や表形式における「貸方・借方」ラベルの使用(貸方が左)など、標準的な複式簿記とは異なる点も存在する。
国際収支統計の記入方式が複式簿記と基本的な体系を共有しているのであれば、形式面での整合性にも配慮することで、マニュアルおよび統計のわかりやすさを改善することができると考えられる。