「『絵事鄙言』への道程―新出の桑山玉洲著『桑氏扇譜考』をめぐって―」
第59回美術史学会全国大会(於・名古屋大学)
美術史学会全国大会における口頭発表。近年筆者が新たに見出した史料・桑山玉洲著『桑氏扇譜考』をはじめて公に紹介した。玉洲の明清扇面書画収集家としての新たな側面を浮き彫りにするとともに、玉洲の前半生の動向を明らかとした。そして更に玉洲の画論『絵事鄙言』が生み出されるに至った背景を考察した。