大名庭園『西園』と赤坂離宮―『赤坂御庭図』をめぐって―」
『和歌山市立博物館研究紀要』、和歌山市教育委員会
20号
現在の赤坂御用地は、江戸時代紀州藩の大名庭園であった。その大名庭園はいかなる庭園であったか、「赤坂御庭図」という作品をツールとして、江戸文化のみならず、江戸から明治へと継承された庭園の機能について、その政治的意味も考察した。