若年者と高齢者の着脱動作の比較 ー上肢動作範囲に着目してー
日本衣服学会第76回年次大会(於金城学院大学)
加齢に伴う肩関節機能の変化が衣服の着脱動作に与える影響を、若年者と高齢者の比較から明らかにした。中年・高齢者約2,600名を対象としたアンケート調査により、凍結肩(五十肩)に伴う着脱困難の実態を把握した。さらに、独自の手法で背面上肢作業域と動作時間を定量的に評価した。その結果、高齢者は若年者に比べ作業範囲が有意に狭く、特に背面での複雑な動作に制約が生じることが判明した。本知見は、加齢変化に配慮したユニバーサルな衣服設計の基礎資料となる。