「近代の女性書簡文の変遷―文体と結語を中心に―」
博士論文より、これまでの通時的調査で特に注目してきた文体と結語について一部抜粋し、加筆した。文章の口語化が遂げられたのは大正期であるとされており、それはおもに文学、新聞、学校教科書などの文章において指摘されてきた。本調査により書簡文という実用的・日常的な位相の文章においても同様の現象が認められ、しかもそれが一気に広がったことが、女性の書き手の文章においても確認された。
日本語学会2010年度秋季大会(於愛知大学)