現在のところ、劇芸術コースにおいては、4年次のみを対象とした卒業論文指導のための演習を設けているが。これだけではきめ細かい論文指導には不十分と考えられる。このため、実質的に空き時間を利用したオフィスアワーを週一日程度は設定し、しかも学生のニーズに合わせて柔軟な時間配分をこころがけ、予約制にして効率化を図っている。このため、論文提出が迫るとかなりの時間を個別指導にあてるようになり、何回でも草稿に目を通し、細かいところまで添削指導を行なっている。この方法を充実させることにより、年を追って卒業論文のレベルは顕著な向上を見ている。また、この時間を利用して3年次以下の相談や論文計画の立案に対する指導にあてることもでき、個々の学生の資質や意欲に見合った指導を心がけている。今後は、より多くの機会を利用してプレゼンテーションや資料作成の指導も充実させ、発進力の強い学生の養成をめざしていく。【教職実践演習(中・高)】