洗浄試験法に関する知識ネットワークの構築（科学研究費基盤研究（A）（代表者大矢勝）の中間発表）

日本家政学会第58回大会（於秋田大学）

分担内容：市販家庭用コンパクト洗剤の変遷に伴う環境への影響として、ライフサイクルアセスメント（LCA）の解析手法を用いて、ターゴトメータによる洗浄試験と家庭用洗濯乾燥機（ドラム式・パルセータ式）を比較した。その結果、一定の洗浄力を保持した条件下では、コンパクト洗剤（界面活性剤25%配合）は、旧コンパクト洗剤（界面活性剤36%配合）に比べてCO2排出量を約2割削減していることが判った。また、販売量の増加したコンパクト液体洗剤（界面活性剤40％配合）では約3割増加する結果となった。この要因の一つとして、コンパクト液体洗剤の洗浄力低下を指摘した。
発表要旨集pp.56-57
共同発表者：大矢勝、片山倫子、杉原黎子、生野晴美、駒城素子、山口庸子、渡辺紀子、尾畑納子、後藤恵子、小林政司