マイクロからナノレベルの微細気泡を扱うファインバブル技術は,エネルギーや資源の削減が可能な高度洗浄技術への応用が期待されている。レーザー回析・散乱法は,回分セルを用いてUFB水の粒子径分布および個数濃度を測定できるが,測定値のばらつきが大きいという課題がある。本研究では,2つの異なる方法で生成したUFB水を対象に,ナノ粒子径分布測定装置(SALD-7500nano)を用いて,UFBを安定的かつ定量的に測定する方法を検討した。攪拌を伴う定間隔連続測定(30秒間隔・5分間)は,ばらつきが少なく,安定した粒子径分布と個数濃度が得られ,UFB測定に有効であることが分かった。また,2種類のUFB水の平均粒子径は概ねφ100 nmであり,先行研究と一致したことから,SALDによる粒径評価の有効性を確認することができた。本測定方法は,市販シャワーヘッドやMB測定にも適用でき,洗浄・美容分野における基礎データとして活用が期待できる。