学術論文

基本情報

氏名 池上 公平
氏名(カナ) イケガミ コウヘイ
氏名(英語) Ikegami Kohei
所属 大学 文芸
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

発行又は発表の年月

1994/02

学術論文名

キリシタンの十字架

単著・共著の別

単著

発行雑誌等又は発表学会等の名称

共立女子大学文芸学部紀要第40集pp.61-74

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概要

東京国立博物館所蔵のキリシタン遺品は主に幕末の信徒摘発の際に押収されたさまざまな物品からなる。それらの中には何点かのブロンズ製小型十字架が含まれている。その中に、磔刑のキリストを表すが、キリストが死んでおらず、生きて情報を仰ぎ見る姿勢のものがある。このモティーフはミケランジェロが創始したものであり、この十字架の図像の淵源が遠くルネサンスのイタリアにまで遡ることを示している。この十字架が日本にもたらされて経緯については若干の調査を試みたが、明らかにすることはできなかった。しかし、キリシタンを取り巻く状況から判断して、戦国時代末期に来日した宣教師たちによってもたらされたと推定される。