補助的な品詞から、同音形式・多機能形式
『国文学解釈と鑑賞』第61巻1号
主要な品詞(動詞、名詞、形容詞、副詞)には、その区別は連続的なものであるため、同音異義語か多義語かの区別が難しい場合がある。文法機能をになう補助的な品詞においても同様のことがあり、同じ形式ではあるが別々の機能を有するものであると判断するのか、ひとつの形式に複数の機能が存在すると判断するのか困難な場合が生じることについて論じた。104頁-110頁