文の種類と「が格」の性質
『語文論叢』第22号千葉大学文学部国語国文学会
これまで「格」という概念は動詞との関係を中心に論じられてきたが、名詞文、形容詞文においても当然のことながら「~が」という要素は現れる。性質が異なるようこれらの要素に用いられる助詞「が」を動詞文の場合と同じように「格」という概念で捉えてもよいのかという問題提起を行った。79頁-88頁