所動詞文の主語・補語のあらわしかた
『国文学解釈と鑑賞』第59巻7号
所動詞文における主格は、能動詞文の主格とは異なり、他の格に対する優位性は示さない。したがて、能動詞文の主格以外の格と同じ扱いを受けることになる。このことが要因となって、所動詞文においては格の交替現象が表れる結果となることを論じた。111頁-118頁