福島県の方言
『国文学解釈と鑑賞』第57巻7号
福島方言の談話資料を音声表記し、音韻的側面と文法的側面においてどのような特徴が見られるかを考察した。当該地域で用いられる準体助詞として「がな」があり、これは共通語の「の」と重なる部分もあるが、用言にしか接続しないという点で「の」よりも限定的であることを論じた。168頁-176頁