教員として「境界性人格障害」の学生に関わることについての一考察
学生相談室報告書第13号(日本医科大学学生相談室) pp.17- 22.
境界性人格障害の学生が、授業に際して攻撃を筆者に繰り返し続けてきた。それは権威への抵抗であった。逆に、権威的ではないカウンセリング面接の形態を取った時には自分の苦悩を吐露してきた。教師とカウンセラーの役割の矛盾点について改めて考えさせされた。