その他の研究業績等に関する事項

基本情報

氏名 宮武 恵子
氏名(カナ) ミヤタケ ケイコ
氏名(英語) Miyatake Keiko
所属 大学 家政
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

翻訳書、学会発表、講演、作品等の名称

(紀要論文)アップサイクル・ブランドの商品開発(第3報)〜ファッション企業との連携から創出する作品と表現〜

単・共の別

共著

発行又は発表の年月

2025/02

その他の分類

作品 他

発行所、発行雑誌等又は発表学会等の名称

共立女子大学家政学部紀要 第 71 号

概要

本研究は継続研究である。今年度は、ファッション企業の「残在庫」を活用して新たな作品や表現を生み出すことを主な目的としたプロジェクトを行い、2つの成果を得ることができた。まず、これまでもアップサイクル作品は制作してきたが、デザインプロセスの概念的枠組みが十分に整理されていなかった。今回のプロジェクトでは、現在のファッショントレンドを反映したそのまま着用できるリアルクローズであるためか、デザインによる価値創造のプロセスには従来よりも時間を要した。この過程から、アップサイクルのデザインプロセスは、素材の観察、発想、そして造形創造の繰り返しというサイクルであることがわかった。
第二に、本プロジェクトは、これまで同様、関わった全ての学生から、企画、商品化、表現の観点から高い評価を得た。特に、2年生から履修できる本プロジェクトは、約8割の学生が2~3年継続することを選択し、本プロジェクトへの学生の関心の高さが伺える。また、今年は、複数の学生が自らの制作過程を個人のSNSで発信するなど、積極的な取り組みが見られた。リアルクローズブランドへの親しみが、これらのアイテムを斬新なデザインにアップサイクルすることに関心を深めたと推察する。
宮武 恵子、石塚 里菜