妻有トリエンナーレ 空き家プロジェクト 小出の家再生計画 ・研究活動の内容 新潟県妻有で3年毎に行われるアートフェスティバルの参加作品。2006年から行われている廃屋となった民家を利用した空きやプロジェクトのひとつである小出の家(二人の版画家によるアート作品)をアートの形状、意図を継承しながら合宿やセミナー等のワークショップが可能な場として再生するプロジェクト。過疎化が進む小出の集落に活動の場をつくることで、村の人々との交流を図るとともに地域に活気を創り出す。 ・参加にあたっての学生への指導のあり方 定期的に活動し使い続けることが建物にとっても村にとっても良いことである。そのためアートを生かしながら生活出来る空間と最低限の設備を計画し、図面作成から材料、設備の発注、現場調整、そして制作まで学生が行った。課題のように計画案のエスキスを行い実施の図面指導を行った。作業は夏と秋の2回の合宿で3年かけて行った。祭りや運動会の参加、地域の人たちを交えたシンポジウム、ワークショップ等積極的に地域になじむように活動を具体的に指示し学生達の主導で行った。 ・継続的活動 2009年トリエンナーレ以降も毎年小出の家を中心に集落の人達とともにワークショップを行う。2010年は廃校となった清津小学校の利用について、調査提案を行う。