2009年度に新規開講した「コンピュータネットワーク演習」では,コンピュータどうしをネットワーク機器を介して接続し,実際にコンピュータネットワークを構築することによってディジタルネットワークのしくみを理解することを目的としている。履修者用に小型のノートPCを準備する他,ノートPCにサーバ用オペレーティングシステムを導入し,小規模ではあるが演習をスムーズに進めるためのソフトウェア開発を行った。
このシステムは2009年度後期より新規開講される「情報セキュリティ演習」の授業でも活用した。ネットワークを通じての攻撃をどのように防ぐのか,情報漏えいはどのようにして起きるのかを実際に体験させることにより,学生は講義のみでは得られない深い理解を得ることができた。