学生が授業への要望・意見・感想・質問などをインターネットを通じて担当教員へ送ることのできるVOSS(Voices of Students System)を,文芸学部教育改善検討委員会委員として考案・設計し,構築責任者としてシステム構築を行った。学生はVOSSのWebページにて授業科目を指定し,メッセージを書き込むことができる。教員は閲覧用Webページにてこれを閲覧し,同ページにて返信を書き込むことができ,これはVOSSが送信者となって当該学生に電子メールで送付される。VOSSは文芸学部全授業科目に資するものである。履修学生は授業中の疑問を(特に非常勤講師の授業について)次週まで待つことなく質問することができ,また,改善を求めたい点について要望を送ることができる。教員は授業に関する意見や要望を授業改善に役立てることができる。中にはレポート提出の手段としてVOSSを利用している教員もいるようである。2004年度は,学生からのメッセージ数が既に2000を超えた。なお,本システム運用に際し,情報機器を使用しようとしない若干の教員の存在が問題となっている。