当該授業科目では配布資料のみで授業を進めている。市販教材がほとんど「情報検索の理論」から入っているのに対し,当該授業科目では,まず情報検索を実際に行い,帰納的に情報検索の理論を理解する,という手法をとっている。そのため,最初は平易な言葉で情報検索の実際を解説する教材が必要となる。そのような配布資料を作成している。適宜「穴埋め」を作るなどして,教員の解説とともに読み進めていけば理解が深まるものとし,実際にその効果をあげている。インターネットの発展に伴い情報検索の世界もここ数年で大きく変化しているので,配布資料は毎年改訂している。