農業集団化政策決定までの政治過程(1949-55年)- 国家形成期の毛沢東
アジア政経学会、現代中国研究叢書第31冊
全145頁。1949年の中華人民共和国成立前後から、1955年の急激な農業集団化に至る時期について、中国共産党の二大指導者であった毛沢東と劉少奇の著作や発言を詳細に分析し、農業集団化をめぐる両者の政策志向の違いを明らかにするとともに、中央および地方の官僚たちの動向を跡づけた。