共立女子大学国際学部の准教授として担当の「卒論演習」(専門科目、4年次配当、通年、必修、4単位)において、卒業論文指導を行うさいに、次のような方法をとっている。①前期は、毎回2名ずつレジュメを作って、中間報告をする。発表者以外の学生は、1つ以上の質問をし、発表者はそれに答える。そのなかで、論文の内容を充実させていく。②後期は、個人指導が中心になるが、必要に応じてディスカッションも取り入れる。このような方法により、全員が無理なく卒業論文を仕上げて提出できるように努めている。また、「国際文化基礎演習」(専門科目、2年次配当、半期、必修、2単位)においては、毎回2名の報告者がレジュメを作成して、テキストの内容を要約・紹介する。その他の学生がそれに対して質問をする。議論を通じて、学生の理解が深まることをめざしている。