養殖魚介類の色揚げへの応用を目的として、南極オキアミのカロテノイド色素であるアスタキサンチン遊離型、アスタキサンチンモノエステル、アスタキサンチンジエステルの安定性をけんとうした。100℃加熱に対しては比較的不安定であった。ベンゼン、ヘキサン、アセトン、エターノール溶液中に暗所、各種温度で保存したところ、アスタキサンチンジエステルは各種条件について安定であることが判明した。アスタキサンチン遊離型、アスタキサンチンモノエステルは比較的不安定であった。その結果、アスタキサンチンジエステルの養殖魚介類の色揚げに利用可能なことが判明した。
本人担当部分:共同研究であるので抽出不可能
共著者:Wataru Miki, Naomi Toriu, Masahiro Murakami, Katsumi Yamaguchi,Shoji Konosu, Mikio Satake and Takao Fujita
p.1417-p.1420