被服設計における機能性と審美性の側面から教育モデルとフレームワークを整理した。機能性被服被服設計に関連するモデルとして、機能性被服設計プロセスモデル、FEAモデル、3ステップモデルを比較検討した。機能性被服デザインは、基本的に身体的・生理的な機能を追求するものであり、被服の機能的な要求仕様を満たすように設計される。つまり、機能性被服デザインは、制約条件下の最適化問題と解くような課題解決能力が重視される点について述べた。一方、審美的被服設計については、フロー、創造性の評価、創造的フレームワークなどが研究されている。社会的・心理的機能を考慮した審美的被服設計では、心理的なインパクトを生み出すことが求められ、柔軟な発想に基づくオリジナルデザインを創出するこが重視される点について述べた。(安 星奈, 石内 順子, 氏平 千暁, 甲斐 咲帆, 三浦 爾子, 古川 貴雄)