本研究では、障がいのある青少年のためのインクルーシブでジェンダーフリーなファッションに焦点を当て、FEAモデルの観点からデザインを提案し、車椅子ユーザーを対象に評価実験を行った。障がいのある青少年のためのインクルーシブでジェンダーフリーなファッションは市場規模が小さく、消費者の選択肢が非常に少ない。この問題は経済的に正当化できないため容易ではないが、解決しなければならない。私たちがデザインしたドレスAとBの2種類に対してBSRIを用いた評価実験を行った。ドレスBの改良されたデザインは、障がい者はサポートを受けられず、あまり積極的な行動をとらないというネガティブなイメージを覆すことができた。さらに、障がい者のためのジェンダーフリーなデザインについて、1次元モデルと2次元モデルを検討した。最後に、男らしさと女らしさを融合した両性具有的なデザイン、ジェンダーレスなデザインよりもジェンダーフリーなデザインの重要性を示した。(矢野目 莉奈 ,田中 美咲,和田 菜摘 ,三原 五都生,Olga ,古川 貴雄)