幼稚園教諭が、その職についてから、どのような過程を経て「保育者としての自分」を自覚して成長していくのか検討することを目的として、幼稚園教諭を対象にインタビュー調査を行った。「初めての年長担任」や「初めての学年主任」といった「初めて」の経験、障害のある幼児の担任になったことから「特別支援を学びたい」など新たな学びへの欲求、モデルとなる保育者との出会いや別れなどから「自分の保育の自立への試み」や「学年で話し合い保育を創る」など、いずれも保育における新たな挑戦を、自分の成長の契機と捉えている姿が示された。(共同発表:西坂小百合 森下葉子 神長美津子 酒井幸子 田代幸代)