著者:Kaori Endoh、 Kiyonori Kuriki、 Nobuhiko Kasezawa、 Kazushige Tohyama、 Toshinao Goda
日本人中年の食事に対する精神ストレス(PS)と飲酒の関連を検討した。男性では主に一価飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸(PUFA)、n-3 PUFA、n-6 PUFAコレステロール、ビタミンD、B2、B6およびB12、ナイアシン、パントテン酸、マグネシウム、リンおよび亜鉛などの摂取量に対して、PSと飲酒習慣の間に有意な交互作用があった。女性では、このような交互作用はみられなかった。以上の結果より、特に微量栄養素の摂取では、PSと飲酒習慣の間に有意な交互作用が男性ではあったが、女性ではなかった。
Journal of Nutritional Science and Vitaminology. 2015;61(1):64-72.【査読付】