著者:Yasuyuki Nakamura、 Akira Narita、 Tsuyoshi Hachiya、 Yoichi Sutoh、 Atsushi Shimizu、 Seiko Ohno、 Naoyuki Takashima、 Harumitsu Suzuki、 Keitaro Tanaka、 Megumi Hara、 Kiyonori Kuriki、 Kaori Endoh、 Isao Oze、 Hidemi Ito、 Hirokazu Uemura、 Sakurako Katsuura-Kamano、 Haruo Mikami、 Yohko Nakamura、 Ippei Shimoshikiryo、 Toshiro Takezaki、 Sadao Suzuki、 Miki Watanabe、 Nagato Kuriyama、 Teruhide Koyama、 Norihiro Furusyo、 Hiroaki Ikezaki、 Masahiro Nakatochi、 Sayo Kawai、 Asahi Hishida、 Rieko Okada、 Takashi Tamura、 Mariko Naito、 Kenji Wakai、 Yukihide Momozawa、 Michiaki Kubo、 Hirotsugu Ueshima、 Yoshikuni Kita
ゲノムワイド関連研究により、日本の糖尿病患者において腎機能に影響を及ぼす遺伝的変異を検討した。日本人の2型糖尿病患者955人を対象に、インピュテーションされたバリアントと、糸球体濾過量の関連を検討した。NBEA遺伝子の上流に、2型糖尿病患者の糸球体濾過量と有意に関連する77の変異があった。この遺伝子が糖尿病の腎症に関係していることを示唆する報告はこれまでなく、NBEA遺伝子上流のlocusが日本人集団の2型糖尿病患者患者における糸球体濾過量と有意に関連していることを見出した。
Journal of Clinical Diabetes, 2018;2(2):102. 【査読付】