著者:Kaori Endoh、 Masahiro Murakami、 Keizo Umegaki
マウスの全身にX線を照射(TBI)し、葉酸レベルとビタミンCおよびEレベルの変動を比較した。BI 3Gyの5時間後から12時間後まで、血漿および骨髄葉酸レベルは減少した。血漿および骨髄葉酸レベルは、24時間後において線量依存的に減少した。ビタミンCビタミンEレベルは、骨髄において著しく減少したが、血漿ではTBI 10Gyでも減少しなかった。照射による血漿葉酸レベルの感受性は、in vitroの実験でも確認された。葉酸は酸化ストレスに対して脆弱であることが示唆された。
International journal of radiation biology. 2007;83(1):65-71. 【査読付】