著者:Keizo Umegaki、 Yuko Taki、 Kaori Endoh、 Kyoko Taku、 Hiroki Tanabe、 Kazumasa Shinozuka and Tomomi Sugiyama
マウスにイチョウ葉エキス(GBE)もしくは分画したGBEを4日間投与した。CYPの量と活性は、ビロバライドを多く含む画分は著しく誘導したが、フラボノイドを多く含む画分では、誘導しなかった。ビロバライドを多く含む画分の誘導のレベルは、分画していないGBEによる誘導とほぼ同等であったことから、ビロバライドがCYPs誘導に主に関連していることが示唆された。ビロバライドは肝臓CYP誘導におけるGBEの主要な構成成分である可能性が考えられる。
The Journal of pharmacy and pharmacology. 2007;59(6):871-877.【査読付】