心理的領域の大きさと構造に関する概念で、最も一般的なものとして、パーソナルスペースが挙げられる。これらの研究では「気詰まりな感じ」、「離れたい感じ」、「不快を感じる」といった快・不快を表す言語的評価尺度を用いて実験を行い、人間の平均的な一定の境界線(他人を介入させない領域)を求めている。一方、我々の一連の研究では、人と場の関わりを評価する新たな手法として、人間の持つ時間の感覚を提案してきた。本研究では、より明瞭な感覚時間の変化を探るために、「他人の存在する位置による刺激」との関係を検討する。
日本建築学会大会学術講演梗概集環境工学I編,p.837-p838
本人担当部分:全部
共著:田村明弘(指導のみ)