受講者が授業内容に沿って、全身的な身体運動やイメージを表現する活動を通し、体の感覚や自他の表現、他者の気持ちに気づきが起こっていることがわかった。また、グループ活動で自分の表現(気持ち)が受容される実感を得られると、他者の表現(気持ち)を受容していること、また、主体的に感じようとしたり体の感覚に意識を向けたりすることにより、表現に集中し楽しむことへ繋がるということも明らかになった。このことから、対象授業の内容は、幼児一人一人の多様な表現を受容し、認め、意欲を促すという、保育者に必要な資質を学ぶのに適した内容であることが示唆された。