足立美和 石沢順子 小笠原大輔
指導者養成課程におけるより良い野外活動の授業について考察するため、大学教育の一般教養としての野外活動授業と、指導者養成課程における野外活動授業を対象とし、その学びについて学習者への調査により考察した。その結果、一般教養の野外活動では体験そのものへの興味と理解を促し、野外活動への意欲の向上が見られたが、活動内容(種類)に対して物足りなさを感じていたようだった。一方、養成課程の野外活動では、活動に関する知識と技術の習得や運営方法について学んでいるようであったが、スケジュールの過密さから過度な疲労を感じているようであった。このことから、養成課程における野外活動授業では、活動内容の量と、日程とのバランスをとって計画されることが課題であることが浮き彫りになった。