本研究は看護基礎教育に資する知見を得ることを目指し、在宅看護過程における計画立案の基盤となる能力について検討することを目的とした。訪問看護ステーション管理者9名を対象とし、在宅看護計画立案の基盤となる能力、知識、態度について半構成的インタビューを実施した。
その結果、療養者と家族のアセスメントを行うための『見て感じて把握する力』『情報を引き出す力』『察する力』と、生活の質を向上させる看護計画を立案するための『生活の質への着想力』と、これらの能力を支える『疾患と生活を探究する力』が必要であることが明らかになった。
担当:研究デザインの検討、フィールド調整、データ収集・分析
共同発表:田口(袴田)理恵、河原智江、西留美子、末田千恵