本研究は、壮年期における生活習慣病予防健診受診行動を規定する要因間の関係性を構造化し、受診促進策に資する知見を得ることを目的とした。調査会社マクロミルの30~59歳の男女登録モニターを対象に2015年3月にweb調査を実施し調査項目は、基本属性、受診行動変容のステージ、受診行動の規定因子した。分析は、受診行動変容ステージを従属変数とした重回帰分析を実施し、有意に関連する受診行動の規定因子を同定し、構造方程式モデリングに採用した。
その結果、受診行動変容のステージを進めるためには、健診受診の準備因子、強化因子、健診の重要性、生活習慣病罹患の可能性に働きかけ、実行意図を高めることが有効である可能性が示唆された。
担当:データ分析
共同発表:田口(袴田)理恵、河原智江、西留美子