本研究は、利用者・家族の意向を踏まえて、地域包括支援センター3職種(以下、3職種という。)が行っている、利用者・家族とサービス事業者とのマッチングのプロセスと要素を明らかにすることを目的とした。首都圏の地域包括支援センターの社会福祉士2名、保健師2名、主任介護支援専門員2名であり、年代は30~40歳代であった。方法は、インタビューガイドに基づき、半構成的インタビューを行った。
結果、マッチングのプロセスは、【相談の受付】、【組み合わせ案の作成】、【引き合わせ】、【利用状況・サービス提供状況のモニタリング】の4段階があり、マッチングの要素として、利用者・家族は10要素、サービス事業者は7要素を生成した。