現在、研究者には、最も基本的かつ重要な理念である研究倫理を習得し、確実にそれを実践することが必要不可欠のこととなっている。しかしながら、研究を進めていく上で、研究対象者との関係に焦点化した研究倫理については示されたものは、いまだ存在しないのが現状である。研究のテーマや研究対象者の特性等によって、対応は一様ではないものの、研究対象者に対する研究倫理について、研究者のスタンスと具体的な対応を検討していく必要があると考えた。
そのため、誰のための、何のための研究なのか?、研究者と研究対象者のズレの正体は何か?ということについて明確化した。
分担:研究統括、研究デザインの検討、論文作成
共著者:河原智江、久保恭子、西村ユミ