具体的な日々の子どもの姿と指導計画や実践のつながりについて、初任者の職員朝会での語りの分析から、カリキュラムマネジメントの資質向上に必要な手がかりを明らかにした。初任当時は、一日の保育が無事に終わること、子ども同士のトラブルや安全等が思考の大部分を占めていたが、次第に子どもの姿の評価やそこからの環境の改善など語れるように変化してきた。要因として同僚のベテラン保育者の語りを聞く中で、学んでいることがうかがえた。今後は、初任者自身が自分の変化をどのように自覚しているのかなどインタビューするなどして深めていきたい。